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理事長挨拶

理事長挨拶

~ 100年法人目指して  ~  

 

 

ゆいまぁるは2年後の2024年に創立25周年を迎えます。

よく、企業の平均寿命は30年と見聞きしますが、創業者から世代交代し40年、50年と継続していくのが簡単ではないと想像できます。議案書25頁「ゆいまぁるの足跡」をご覧いただけますか?  

 最初の10年の成長期から次の10年の安定期を経て、今、右下がりの衰退期に差し掛かっていることが一目瞭然。何も手を打たず、このまま人手不足が続き、目の前のあれこれに追われているうちに「昔、ゆいまぁるってあったよね」となるかも、いえ、そうならないようするにはどうすれば?

担い手不足は介護業界全体の大問題ですが、そんな中でも2040歳台の次世代が少しずつゆいまぁるに加わり、定着しつつある今、彼、彼女がこれからも安心して働き続ける「100年法人」を目指したい、そう思います。夢物語と笑われるでしょうか?

 

25周年はその4分の1、まずはここを世代交代、新たな成長の節目とする「中期計画2023ローリングに基づく新中計2024」を議案書20頁に載せました。

その中、2023年度枠の真ん中に「職員ひとり一人の満足度向上を図るための育成および処遇改善に注力し、働き続けたい、誇りに思える事業所を目指す」と記しました。現職員が活き活きと働く姿が、どんな求人広告よりも希求力を持つと考えますし、職員の良い状態が良いサービスの好循環に繋がることをこれまでも学んできました。

役員・職員合わせて100人近い多世代多様な人の集合体ですから考え方も100100色、例えば厨房の調理ひとつとってもマニュアル化はそう簡単なことではありません。

自分と違う考え方やり方であっても、単に指示に従うやらされ感の風土ではなく、自分の工夫を出し話しあい、納得して合意形成する風通しの良い組織を目指してきました。

NPOという誰でも会員になるこることができる開かれた法人格を選び、毎年の総会で会員皆様と歩みを進めてきました。ひとり一人の志があってのゆいまぁるです。

どんな組織、小さくても大きくても、人が二人以上集まって構成される組織はメンバーひとり一人がその組織に影響力を持ち、責任を分かち合っている、NPOはその学びの場でもある、と考えます。

話が飛躍しますが、独裁・ファシズムはある日突然現れるわけではないことを忘れないためにも。

 

議案書26頁には、これまで現場の最前線でバトンをつないできた管理者皆さんへの感謝をこめて作成した記録を掲載しました。 25周年に向け、ベテラン職員がいるうちに未来へ遺したい「ゆいまぁるスピリット」の記録を掘り起し、30年、40年の糧となりますように。

よろこび溢れる25周年を迎えるために、皆様のお力添えをどうぞよろしくお願いいたします。

 

理事長 八幡茂子

 

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